和光産業コンクリート製品総合カタログVer.24
47/261

▽道路(片盛土・ロックアンカー工)壁体背面に強固な岩盤がある場合は、ロックアンカーによる施工が可能です。▽橋梁取付道路(両面壁)両面壁の土圧が均合う場合は、左右のタイバーを一体化して安定を確保できます。▽造成、トンネル、坑口安定(のり留め壁)補強土壁のもっとも一般的な用途として、造成地やカルバート坑口付近の安定に用いられることが多く、その種類と形式は多岐に渡っています。▽大規模造成(段積擁壁)壁高の高さが15メートル以上になるような場合や、タイバー長が長くなりすぎる場合に、擁壁を2段積みにすることにより施工します。▽水辺(護岸擁壁)水位が壁面に達するような場合は水没する部分の盛土材料を透水性のよいものに置き換える等、水没設計をすることにより施工できます。▽鉄道の拡幅鉄道の拡幅を目的とした場合でも、垂直盛土が構築できます。従来の用地幅を最大限に活かして盛土することにより、複々線化が容易に実現します。45▼用途 多数アンカー式擁壁工法は、壁体背面にかかる主働土圧をタイバーを介してアンカープレートに伝達し、アンカープレートの引抜抵抗力とのバランスによって安定を図る工法です。こうした構造的特性、盛土安定性、強度により様々な用途に対応することができます。 道路、水辺、橋梁取付道路、段積擁壁、鉄道等、あらゆる現場で各々の地理、地形条件に応じた最適な設計・施工が可能です。多数アンカー

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る